安比派 詩集 ヒロトク詩集 丹青老人詩集 下川ヒロトク 下川ひろとく 下川 博徳 安比アートギャラリー 安比高原
不来方(こずかた)の詩(うた)
道の奥 雪の国 盛の岡
岩鷲山の麓(ふもと) 不来方(こずかた)の里
轍(わだち)の道 蹄(ひづめ)の跡 遥(はる)か
春は チャグチャグと
陰陽(おんよう)の種子を咲かせる
山の風は 清涼にして厳しく
その日も 正しき季節を伝え
里の土は 何処までも黒く
細流(せせらぎ)の水は 豊饒を運ぶ
失われし 日月(じつげつ)の彼方で
童わべの 頬は赤く
蜜(みつ)の味が した
丹青老人詩